田んぼ小屋 渡辺隆之
『土の器展』
10月16・17日 9:00~15:00
2階 ギャラリースペースにて
この夏完成したばかりの穴釜を見に行きました。
場所探しからはじまり、渡辺さんご自身で築かれたものです。
目の前には小川が流れ、
木々も生い茂っているので薪も集めやすく絶好の場所。
すぐ隣に工房も建設中。
器を作りながら、大切に日々を暮らしながらなのでゆっくりと。
それもまた楽しみです。
そして、ねんどの採取にも一緒に連れて行ってもらえることに!
『最近見つけたねんどの山は、行きやすいので大丈夫ですよ』
とのことでしたが・・・
あまりにも高く急斜面のがけに怖気づき、
すいすい上って行く渡辺さんについて行けず、
私は下で『気をつけて~!』と応援するだけ・・・。
それでも、ここ一体はねんど地帯なので、
私の足元もねんど質。
温泉に入っているみたいにじんわり温まり、すべすべに。
まるでボディクレイのパックワイルド版。
ねんどってやっぱりいいんです。 すごく癒やされる。
ねんどを採取する場所によって、含有物、水分量が全く違うので、
作品作りはいつもねんどを知ることからはじめる
試行錯誤の連続。
それってすごく大変ですよね?と伺ったら、
『僕にはそれが楽しいし、意味があること』と渡辺さん。
『思うとおりに形にできない粘土があるとすれば、
それは粘土が悪いのではなく、
いかしきれない僕の頭が悪いんです』
自分の思いを優先するのではなく、
まずはあるがままのものを受け入れる。
そうやってお互いを融合させて、調和させることによって
それぞれの力以上の素晴らしいものが生れる。
奇跡ってこういうことなのかな。
今回は初窯だしの作品を土+日曜市にご持参いただきます。
つい先日、無事に焚き終わったと伺いほっとしております。
作品は見事に秋冬色とのことです。
そして、ぜひ!とお願いしていた土鍋もやってきます。
この間伺った時にこの土鍋で炊いたごはんのおいしかったこと。
じっくり火が通るので浸水時間がなくても玄米がおいしく炊けます。
新米がおいしい季節に嬉しいです。
また、食卓を温かくいろどる器はどれもはシンプルで扱いやすく、
日々のごはんにぴったりです。
16、17日とも渡辺さんがお目見えになります。
お話を伺いながら、お楽しみいただけたらと思います。
たくさんの皆様のお越しを心よりお待ちしております。
miAki
コメントを残す